このブームを支えているのは、巨大なアニメーションスタジオではない。タブレット一台で作品を描き上げる、無名の個人クリエイターたちだ。彼らはInstagramやTikTok、Threadsといったプラットフォームを駆使し、ダイレクトにファンとつながっている。
ファンとの距離の近さが、キャラクターの成長スピードを加速させる。「こんな生き物を描いてほしい」というコメント欄の要望から、新しいキャラクターがその日のうちに誕生する。そうして生まれたイラストは、LINEスタンプやデジタルステッカーとして瞬く間に拡散され、やがてはアパレルブランドとのコラボレーションや、海外のポップアップストア展開へと発展していく。個人のアイデアが、一晩で世界的なIP(知的財産)へと化ける時代なのだ。