二人の間には、長女の彩也子(TBSアナウンサー)、長男の裕基(狂言師)、そして次女の万那という3人の子どもがいる。特に長女の彩也子はテレビ局のアナウンサーとして、長男の裕基は父と同じ狂言の道を歩む表現者として、それぞれ世間の注目を集めている。
彼らがのびのびと、しかし礼儀正しく育った背景には、母である千代子夫人の厳しくも温かい教育があったとされる。萬斎自身が多忙を極める中、家庭内の教育やしつけの大部分を彼女が担ってきた。伝統を受け継ぐ重圧と、現代社会を生き抜く個性のバランスを絶妙に保ちながら育て上げた手腕は、まさにプロフェッショナルそのものだ。