桜餅の葉っぱ食べる?剥がす?和菓子の老舗が明かす真実とマナー

桜餅の葉っぱ食べる?剥がす?和菓子の老舗が明かす真実とマナー

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桜餅の歴史は、江戸時代の文化年間(1804〜1818年)にまで遡る。誕生の地は、東京・向島の隅田川沿いに位置する長命寺だ。この寺の門番を務めていた山本新六こそが、桜餅の創始者として知られている。当時、隅田川堤には多くの桜が植えられており、春になると大量の落ち葉が発生していた。この落ち葉を何かに活かせないかと考えた山本新六が、葉を樽で塩漬けにし、餅に巻きつけて売り出したのが始まりとされる。

これが今に伝わる関東風の「長命寺桜餅」である。山本新六が生み出したこの画期的な和菓子は、一風変わった風味と風情で江戸っ子たちの間で瞬く間に大評判となった。当時から葉は餅の乾燥を防ぐ防腐の役割を果たすと同時に、桜独特の芳しい香りを餅へと移すためのツールとして重宝されていたのである。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。