RSワタナベを象徴する「エイトスポーク」デザイン。その造形は、単なる美観の追求から生まれたものではない。勝つための強度と軽量化を突き詰めた結果導き出された機能美だ。緩やかな曲面を描くスポーク構造は、ブレーキの冷却効率を高めつつ、路面からの強い衝撃を巧みに分散させる設計になっている。
特筆すべきは、同社が頑なに守り続ける製法と手作業のプロセスだ。一見すると無骨な鋳造表面には、職人が一つひとつ仕上げを施した証である独特の温かみが残る。量産型の機械加工品には絶対に真似できない「味」が、オーナーの所有欲を刺激してやまない。