ストーリー面において最も批判の対象となったのが、極端なまでのダイジェスト進行と原作カットです。『HALLOW』でアニメ化された範囲は、原作コミックス第17巻の途中から第23巻付近までに相当します。本来であれば2クール(半年間)かけてじっくり描写すべき濃密なエピソード群を、半分の13話に圧縮してしまいました。
特にファンからの人気が非常に高い「アルマ=カルマ編」は、神田ユウの過酷な過去やアレンとの絆、教団の暗部が暴かれる物語の最重要ターニングポイントです。それにもかかわらず、アニメでは戦闘シーンの合間に挟まれる心理描写やキャラクター同士の重要な会話が大量に削られ、話の因果関係がわかりづらいダイジェスト映像のような仕上がりになってしまいました。
原作未読の視聴者にとっては「展開が目まぐるしくてついていけない」、原作既読のファンにとっては「名シーンや繊細な感情の流れが台無しにされた」という双方にとって不満が残る構成となってしまい、これが「内容がひどい」と言われる最大の要因となりました。