歴史ファンを魅了してやまないのが、日本100名城にも選定されている「鉢形城跡」だ。戦国時代の北条氏の巨城であり、荒川と深沢川の断崖絶壁を背にした天然の要害は、今も広大な緑地として保存されている。2026年には、AR(拡張現実)技術を活用した史跡散策アプリがアップデートされ、当時の城郭構造を立体的に体感できる試みが好評を博している。
一方で、城下を流れる荒川の玉淀河原(たまよどがわら)周辺は、ウォータースポーツとキャンプの聖地として定着した。リバーカヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)を楽しむ若者の姿が絶えず、新旧のカルチャーが自然な形で融合している点が寄居町の強みと言える。