今年に入り、欧州をはじめとする国際的なギャラリーやカンファレンスから招待が急増している。海外のコレクターや批評家たちが一ように驚嘆するのは、その発想の奇抜さだけではない。どんなに技術が進歩しても決して真似できない「人間の無駄な執着心」が、そこにあるからだ。
精密なモーターやセンサーを贅沢に使いながら、完成するのは「SNSの通知が来たらお茶をこぼす機械」。この強烈な皮肉。テクノロジーの高度な知識を持ち合わせながら、それを全力で下らなさへと振り切る知的な戯れに、世界的クリエイターたちも脱帽せざるを得ない。