「本を借りたらすぐに帰る場所」からの脱却。それこそが、岐阜市が目指した最大の改革であった。館内に併設されたカフェで購入したドリンクは、指定のテラス席や一部の談話エリアへ持ち込みが可能となっている。
晴れた日には、広大な「みんなの広場」を臨むオープンテラスで、風を感じながら雑誌をめくる人々の姿が目立つ。読書という個人的な行為を、公園で過ごすピクニックのようなオープンな体験へと昇華させた。長時間の滞在を肯定する快適なチェアーや電源スポットの配置も、現代のフリーランスや学生のライフスタイルに完璧にフィットしている。