予備校講師としての絶頂期にありながら、突如として報じられた東進ハイスクールの退任劇は、当時多くの受験生や業界関係者に大きな衝撃を与えました。長年トップ講師として映像授業を牽引していた彼が、なぜその大看板を手放す決断を下したのでしょうか。
本人が自身のチャンネルなどで語った経緯によると、最大の契機となったのは「活動の自由度」と「情報発信を巡る契約方針の相違」でした。インターネットやSNSの急速な普及に伴い、もりてつ氏はYouTubeを通じて「より多くの学習者に無料かつ高品質な英語教育を届けたい」というビジョンを強めていました。しかし、大手予備校の厳格な専属契約や動画公開に関するレギュレーションとの間で調整が難航し、自身の理想とするスピード感や発信スタイルを貫くために退任を選択したというのが真相です。
組織の枠組みを飛び出し、インディペンデントな教育者としてゼロからYouTube「Morite2 English Channel」を本格稼働させたこの決断は、結果として教育業界に新たなビジネスモデルを切り拓く契機となりました。