伊藤海彦アナのキャリアにおいて、お茶の間の知名度を爆発的に高めたのが朝の情報生番組『あさイチ』での活躍でした。スタジオでの機転を利かせたリポートや、司会の博多華丸・大吉の二人との軽快な掛け合いは、朝の慌ただしい時間帯に心地よい安心感を届けていました。
それだけに、番組からの卒業・降板が伝えられた際には、SNS上で「海彦ロス」を叫ぶ視聴者が続出しました。一部では番組降板の理由をめぐって様々な邪推もなされましたが、担当番組の降板理由は純然たる組織改編に伴う定期異動です。
もともと伊藤アナは、報道色の強い『ニュースウオッチ9』で現場リポーターを務めるなど、硬軟問わず対応できる高いアナウンススキルが評価されていました。『あさイチ』での親しみやすいキャラクターと、『ニュースウオッチ9』で見せた鋭い現場取材力。その双方を高い次元で全うしたからこそ、局側としても彼を次のステージとなる重要拠点へと送り出す配置転換を下したと受け止められます。