ネット上に放たれた一線の暴言は、投稿した本人の人生をも容易に破壊する。開示請求を受けた投稿者の多くは、ごく普通の会社員や主婦、あるいは中高生といった「どこにでもいる人々」だ。裁判所からの呼出状が自宅に届き、示談金や損害賠償として数十万〜数百万円の支払いを命じられ、家族や職場に知られて社会的信用を失う。
「みんなが書いていたから」「冗談のつもりだった」という言い訳は、法廷では一切通用しない。画面の向こうにいるのは、感情と生活を持った生身の人間である。なにわ男子を巡る一連の過熱した誹謗中傷問題は、デジタル社会を生きる私たち全員に対し、表現の自由と責任の境界線をどこに引くべきかという重い問いを突きつけている。 (出典: なにわ男子 誹謗中傷(Yahoo!ニュース))