フルーチェのCMにおいて、子ども役の女の子とともに重要な役割を果たしてきたのが「母親役」のキャスティングです。時代の変遷とともに、CMが描く母親像にも興味深い変化が見られます。
かつては上品で優しい「理想のお母さん」としての描写が中心で、宝塚出身の檀れいさんなどが演じる優雅な佇まいが話題を呼びました。しかし近年のシリーズでは、家事や育児を完璧にこなす姿よりも、「子どもと一緒に童心に帰って楽しむ等身大のママ」が主役に据えられています。
女優の仲里依紗さんやモデルの蛯原友里さんが見せたように、キッチンで子どもと一緒に声を上げて笑い、出来上がったフルーチェを美味しそうに頬張る姿は、現代の共働き世帯や子育て世代から「親近感が湧く」「気負わずに作れるおやつとして魅力的」と絶大な共感を呼んでいます。