『ワイルド・スピード』本編シリーズの主役であるヴィン・ディーゼルとの間に生じた確執は、一時期ハリウッドのゴシップ誌を大いに賑わせた。ドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルの意見対立は公の知るところとなり、一時はシリーズからの離脱すら囁かれたほどだ。
しかし、配給を手がけるユニバーサル・ピクチャーズにとって、この二人の金脈を放置する手はない。本家シリーズの枠組みを超えたスピンオフ展開や新たなフランチャイズの設立は、スタジオにとって最も重要な事業戦略の一つとなっている。個人の摩擦をビジネスの勝機へと昇華させる手腕は、いかにもハリウッドらしい展開と言える。