今回の強制捜査において極めて重要な役割を果たしたのが、裁判所から発付された家宅捜索の差押え令状です。令状に記載された捜索場所と差し押さえるべき物件の範囲に基づき、捜査員は徹底的な現場検証と証拠収集を行いました。
現場から押収された物品の多くは、紙の契約書や領収書にとどまらず、スマートフォン、タブレット、ハードディスク、クラウドアクセスのログデータといったデジタル証拠です。京都府警の捜査本部では現在、サイバー犯罪対策の専門官を交えたデジタルフォレンジック解析を強力に推進しています。消去されたメッセージアプリの履歴や暗号化された送金データの復元こそが、事件の全体像を立証する「決定打」になるとみられています。