烈海王の散り際は、漫画史に残る屈指の名シーンとして語り継がれています。武蔵の刃に倒れ、薄れゆく意識のなかで彼が心に思い浮かべたのは、自身を育て上げてくれた武術への敬意でした。
「中国拳法四千年……感謝いたします」――自らの命が尽きる瞬間、恨みや後悔の言葉を吐くのではなく、歩んできた武道への深い感謝を捧げた烈海王。その清廉で誇り高い生き様は、対戦相手である宮本武蔵をして「天晴れ」と称賛せしめるほどのものでした。
また、戦いの最中に言い放った「キサマ等の居る場所(ここ)も わたしが通ってきた道だッッ」という啖呵も含め、烈海王の強靭な武の魂が凝縮された名セリフの数々は、読者の胸に深く刻み込まれています。