海岸周辺の路地裏には、ガイドブックの大きく目立つページには載らないものの、地元住民が密かに通い詰める名店が点在している。メインストリートから少し外れた小道に佇む小さなベーカリーでは、地元で獲れた新鮮なシラスとハーブを贅沢に使った焼き立てのフォカッチャが手に入る。一口頬張れば、磯の香りと香ばしい麦の旨味が口いっぱいに広がる。
また、海を見下ろす高台にある隠れ家カフェの自家製スパイスチャイと葉山牛を使ったミニスライダーも絶品だ。テラス席で潮風を感じながら味わう温かい一杯は、旅の緊張を優しく解きほぐしてくれる。こうした隠れた名物グルメを探し歩くことこそ、森戸の散策における最大の醍醐味といえる。