1986年に放送された前作『男女7人夏物語』の大成功を受け、翌年にTBSテレビが世に放った続編『男女7人秋物語』。当時の日本はバブル経済の熱狂へと向かう過渡期にあり、若者たちのライフスタイルや恋愛観が劇的な変貌を遂げていた時代だった。
街には洗練されたバーが立ち並び、夜な夜な男女が恋の駆け引きを繰り広げる。その都市生活のリアルな断面を鮮烈に切り取った本作は、のちに百花繚乱の時代を迎えるトレンディドラマの決定的な原点となった。金曜日の夜になると街から若い女性の姿が消えると言われたほどの熱狂。最高視聴率36.6%という金字塔は、単なるテレビドラマの枠を超え、ひとつの時代精神として列島を包み込んだ。