1983年、チェッカーズのメインボーカルとしてデビューを果たすと、瞬く間に社会現象を巻き起こした。過熱するポップ・ロックシーンの中心に立ち、プライベートなど皆無に等しい狂乱の日々。ファンやメディアが四六時中張り付く過酷な状況下でも、二人の愛が揺らぐことはなかった。
逢瀬を重ねることすら困難を極めたが、連絡を取り合い、ひっそりと愛を育み続けた。そして1990年、人気絶頂期に二人は結婚を発表。地元・久留米の神社で執り行われた挙式は、多くのファンに祝福されながら大きな話題を呼んだ。アイドル的な熱狂を背負いながらも、初恋を貫き通したフミヤの男気と、スキャンダルを寄せ付けず慎ましく彼を支え抜いたまち子さんの聡明さが結実した瞬間だった。