古谷の名を一躍世に知らしめたのは、ネット右翼の構造を内側から分析した一連の著作だ。自らもかつてその潮流の近くに身を置いた経験があるからこそ、その分析はリアルで容赦がない。このアプローチに対し、「感情論ではなく、社会学的な視点からネット右翼を解明した」と評価する声は多い。
しかし、かつての「仲間」たちからの風当たりは当然強い。裏切り者というレッテルを貼られ、ネット掲示板やSNSでは執拗なバッシングの対象となることもしばしばだ。それでも彼が姿勢を変えないのは、単なるポジショントークではなく、日本の保守思想そのものを健全化したいという、彼なりの危機感があるからだと言われている。