かつての帝国主義時代の外交判断は、今やエンターテインメントや歴史ドキュメンタリーの世界でも注目の的となっている。BBC iPlayerで配信されている本格派のBBCドキュメンタリー『大英帝国の興亡』では、世界を席巻したヴィクトリア朝の外交舞台裏が、最新のCGと一次史料の検証を交えて克明に描かれている。
一方、Netflixの世界的大ヒット作『ザ・クラウン(The Crown)』が近代王室の苦悩と政治の力学を生々しく描いて評価されたように、王室と政府が一体となって繰り広げた外交劇への関心は世界中で衰えを知らない。なぜ英国は自らの意思で孤高の道を選び、そしてなぜ最終的に日英同盟や英仏協商へと舵を切らざるを得なくなったのか。映像作品を通じて、重層的な外交史の面白さに触れる視聴者が急増している。