松原桃太郎の芸能キャリアにおける最大のハイライトは、間違いなく「CHA-CHA」としての活動だ。1988年、日本テレビ放送網の夕方枠で放送されていた帯番組『欽きらリン530』から、このグループは誕生した。
番組を手掛けたのは、お笑い界の巨匠・萩本欽一。彼が主宰するオーディションを通じて集まった若者たちの中に、松原の姿があった。当時の日本の芸能界において、お笑いと本格的な歌・ダンスを融合させたパフォーマンス集団は極めて斬新であり、瞬く間にお茶の間の話題を独占した。
デビュー曲『Beginning』のヒットを皮切りに、日本レコード大賞新人賞をはじめ数々の賞を獲得。松原はグループの中でも落ち着いた佇まいと甘いマスクで独自のポジションを確立し、熱狂的な女性ファンを獲得していった。