全国有数の豪雪地として知られる八甲田山系の酸ヶ湯地区。ここでは、雪のメカニズム解明と防災精度の向上を目指す酸ヶ湯積雪深観測プロジェクトが常時観測を行っている。同プロジェクトが捉えたデータは驚くべきものであり、山間部の積雪量はすでに4メートルを突破。例年をはるかに上回るスピードで積もっていることが判明した。
この山間部での膨大な降雪量は、やがて強風に乗って市街地へと吹き下ろす。山が雪を蓄えきれなくなったとき、下界への雪崩や吹雪の被害は一段と激しさを増すことになる。専門家は、酸ヶ湯での観測データが示す異常値こそが、今回の大雪がいかに危機的状況であるかを如実に物語っていると警告する。