ギンザコマツ西館の1階から7階を占める館内は、フロアごとに異なるアーティストやデザイナーが空間演出を手がけており、歩くだけで現代アートギャラリーを巡るような刺激に満ちています。コムデギャルソンの全ラインが揃う旗艦拠点であると同時に、ブランド同士の境界線を曖昧にした実験的な配置が特徴です。
フロアマップ構成の基本骨格は以下の通り設計されています。
- 1F(グランドフロア):象徴的な巨大オブジェ(コミッショナブル・アート)が迎え入れるエントランス。ジュエリーや限定ポップアップスペースを展開。
- 2F〜3F:「COMME des GARÇONS」「JUNYA WATANABE」をはじめとする中核コレクションと、パリ・ロンドンの先鋭的ハイモードが交差するフロア。
- 4F〜5F:メゾン・マルジェラ、グッチ、バレンシアガなどのラグジュアリーブランドが独自のブースを構えつつ、DSM限定のインスタレーションを展開。
- 6F(ストリート&カルチャー):「Supreme」のインショップをはじめ、国内外の気鋭ストリートブランドや限定スニーカーが密集する最激戦区。
- 7F(カフェ&書籍・テラス):英国発のオーガニックカフェローズベーカリー銀座と、希少なアートブック・写真集を扱うブックコーナー。屋上には小さな神社(銀座コマツ神社)も鎮座。
一般的な百貨店のようなブランド別の統一什器は存在せず、廃材を使ったラックや彫刻的なフィッティングルームなど、細部にまで川久保玲氏のディレクションが行き届いています。半期に一度行われる「Tachiagari(立ち上がり)」と呼ばれる大規模な館内リノベーションでは、一夜にして什器やアートワークが一新され、常に新しい視覚体験が提供されます。