文部科学省の小学校学習指導要領(図画工作編)において、木版画および彫刻刀を扱う題材は一般的に小学4年生の2学期から3学期にかけて導入されます(地域やカリキュラムにより3年生の終盤に扱う場合もあります)。
保護者世代が子どもの頃は、簡素な木製ケースに入った木柄の彫刻刀が主流であり、「手を刃の進行方向に置かない」という口頭注意だけで授業が行われることも珍しくありませんでした。しかし現在の教育現場では、教育委員会や教員の安全管理意識が大幅に強化されています。
その結果、現在の彫刻刀安全ガード付き小学生向けモデルは、刃先全体を透明なプラスチックカバーが覆い、木材を彫る深さだけ刃が出るスライド式や、ワンタッチで出し入れできる格納式が主流となりました。刃先が滑った際にも指を直接傷つけない構造が定着しており、学校の現場指導でもガード付きが強く推奨されています。