マリアライトの競走馬人生における最大のハイライトといえば、2016年の第57回宝塚記念(GI・阪神芝2200m)です。このレースには、同年のドバイシーマクラシックで世界的な強さを見せた二冠馬ドゥラメンテや、後に顕彰馬となるキタサンブラック、前年の覇者ラブリーデイなど、現役最強クラスの牡馬が集結していました。
稍重発表ながらタフな馬場状態となった仁川の舞台で、単勝8番人気のマリアライトと主戦・蛯名正義騎手(現・調教師)は、勝負どころの3コーナーから抜群の手応えで進出を開始。直線では逃げ粘るキタサンブラックを外から捉え、内から強襲するドゥラメンテの追撃をクビ差退けて先頭でゴールを駆け抜けました。牝馬による宝塚記念制覇は、2005年のスイープトウショウ以来、史上3頭目の大快挙でした。
また、前年秋の2015年エリザベス女王杯(GI・京都芝2200m)でも、6番人気ながら重馬場を苦にせず力強く抜け出し、ヌーヴォレコルトやタッチングスピーチらを抑えてGI初制覇を達成。タフな馬場や消耗戦になればなるほど、他馬が苦しむ中で驚異的な末脚と粘り腰を発揮する姿は、多くの競馬ファンを熱狂させました。