解散から長い年月が経った現在、5人のメンバーはそれぞれの分野で確固たるキャリアを築いています。
ボーカルの岸谷香は、ソロアーティストとしての精力的な全国ツアーやフェス出演に加え、後進ガールズバンドのプロデュースなど、日本の女性ロックボーカリストの象徴として圧倒的な歌声を響かせ続けています。ドラムの富田京子は、音楽活動とともに作詞家、ラジオパーソナリティ、洗足学園音楽大学での客員教授として次世代の育成に尽力。ギターの中山加奈子は自身のロックバンド「VooDoo Hawaiians」やソロで骨太なロックを鳴らし続け、ベースの渡辺敦子は音楽専門学校「東京スクールオブミュージック専門学校」の学校長として教育界の重鎮に、キーボードの今野登茂子は映画音楽の劇伴制作など独自の音楽世界を展開しています。
彼女たちの揺るぎない絆を証明したのが、2012年に行われた1年限定の再結成でした。2011年の東日本大震災を受け、「自分たちにできる最大の支援は何か」を話し合い、16年ぶりに集結。東京ドーム公演を含む復興支援ライブを成功させ、集まった収益金・義援金約5億1000万円を被災地へ全額寄付しました。金銭目的ではなく、社会貢献のために完璧なコンディションを作り上げてステージに立ったその姿勢は、日本の音楽界における「バンドの再結成」のあり方として最高峰の称賛を浴びました。