ネット上には「プロパンガスが高いなら、安いガス会社へ乗り換えればよい」という情報が散見されますが、これは戸建て住宅(持ち家)にのみ適用される話であり、賃貸住宅に住む単身者にとっては重大な誤解を招く盲点です。
アパートやマンションなどの賃貸集合住宅では、建物全体のガス供給契約をオーナー(大家)や管理会社が一括して締結しています。そのため、入居者個人の判断でガス会社を乗り換えることは法規上・契約上不可能です。仮にガス料金の適正価格を大幅に上回る不当な高値であっても、個人の意思で供給元を変更することは極めて困難です。
また、「契約アンペアのようにガスの契約容量を下げて節約する」という手法もガスには存在しません。賃貸物件に入居した時点で、その部屋が「都市ガス」か「プロパンガス」か、そしてプロパンガスであるならば「単価いくらで設定されているか」によって、固定費のベースラインが不可避的に決定づけられます。