インターネット上の掲示板やSNSにおいて、城北中高の評判や口コミを調べると必ず目にするのが「面倒見の良さ」という言葉です。しかし、この表現をめぐっては「宿題や小テストでがんじがらめにされるのではないか」という懸念を抱く保護者も少なくありません。
学校説明会資料や卒業生・在校生保護者の声を取材すると、同校の「面倒見」の本質は強制的なスパルタ教育ではなく、「つまずきを放置しない重層的なセーフティネット」であることが分かります。
中学1・2年段階では、基礎学力の定着を目的とした小テストが頻繁に実施されます。基準点に届かなかった生徒に対しては、放課後や長期休暇中にきめ細やかな指名制補習が組まれ、理解が不十分なまま学年が上がってしまう事態を未然に防ぎます。一方で、高校段階に進むと生徒の自律性が尊重され、難関大受験に向けた自主的な講習選択制へとスムーズに移行します。
板橋区のキャンパス環境も、生徒の精神的なゆとりに大きく寄与しています。東京都内の私立校としては異例の広さを誇る人工芝グラウンドや充実した体育施設を備え、約8割以上の生徒が部活動(クラブ活動)に加入。放課後には泥だらけになって白球を追う姿や、仲間と切磋琢磨する光景が日常となっており、「勉強一辺倒の詰め込み校」というイメージとは正反対の、開放的でエネルギッシュな男子校文化が息づいています。