ネット上の掲示板やSNSでは「面長にツーブロックは絶対に似合わない」「顔が余計に長く見える」という言説が散見されます。この指摘は単なる噂ではなく、美容理論的にも明確な根拠が存在します。しかし、それは「設計を誤ったツーブロック」に限った話です。
ツーブロックが面長に似合わないとされる真相は、刈り上げの位置と幅にあります。耳上高く(ハチ上)まで深く刈り上げると、サイドの毛量が削ぎ落とされ、頭部の横幅が極端に狭まります。その結果、頭頂部から顎先までの垂直ラインだけが強調され、縦の長さが際立ってしまうのです。
面長がツーブロックを取り入れる場合、以下の明確な回避策が存在します。
- 刈り上げの位置を低く設定する(ローフェード・低めのインナー):耳周りだけをすっきりさせ、ハチ周りにはパーマによる毛束が被さる長さを残す。
- 刈り上げのミリ数を極端に短くしない:3mm以下の青白く見える刈り上げではなく、6mm〜9mmの厚みを残すことで肌色の露出を抑え、縦の分断感を防ぐ。
- かぶせる毛束にパーマで横方向の動きをつける:刈り上げた上の髪にニュアンスパーマや波巻きを施し、サイドに自然なふくらみを落とし込む。
このように構造上の欠点をパーマのウェーブで相殺すれば、ツーブロック特有の清潔感を維持しながら、完璧な輪郭補正を実現できます。