ソニー・ミュージックエンタテインメントを軸にリリースされてきた数々のヒット曲は、日本のポピュラー音楽史における金字塔だ。『2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン』の疾走感、そして世紀末を熱狂させた『GOLDFINGER '99』の爆発的なエネルギー。これらの代表曲を原曲のキーのまま歌い踊り続ける驚異的なフィジカルは、日々のストイックな鍛錬によってのみ支えられている。
NHK紅白歌合戦の常連として幾多の伝説を残しながらも、彼は決して過去の栄光に甘座しない。「郷ひろみ」という完璧なパブリックイメージを維持するため、私生活の幸福に溺れることなく、常に自らに厳しい負荷をかけ続ける。家庭という帰るべき場所を得たからこそ、ステージでは徹底して無二のエンターテイナーであり続けられるのだ。