YouTubeやInstagramの普及に伴い、子供をコンテンツ化する「シェアレンティング(Sharenting)」が世界的な問題となって久しい。親が良かれと思って、あるいは収益のために子供の成長記録を世界に発信する行為。そこには、子供を一人の独立した人格としてではなく、親の「所有物」あるいは「コンテンツのパーツ」として扱ってしまう罠が潜んでいる。
しばなん夫婦のケースは、その極端な例に過ぎない。日常の切り売りがエスカレートするにつれ、視聴者の感覚も麻痺していった。子供が泣いている姿、怒られている姿、プライベートな空間での無防備な瞬間。それらすべてが「エンタメ」として消費される異常事態に、私たちはもっと早くブレーキをかけるべきだったのかもしれない。