食品フロアに足を踏み入れると、まず目を引くのが圧倒的な種類の量り売りコーナーだ。ナッツやドライフルーツはもちろん、洗剤、シャンプー、さらには調味料までが、必要な分だけ購入できるようになっている。持参したマイボトルに液体を注ぎ込む人々の姿は、もはや日常の風景だ。
「無駄なゴミを出さない」という選択が、ここではごく自然に行われている。環境への配慮を声高に叫ぶのではなく、デザインされた心地よいシステムとして暮らしに溶け込ませる。これこそが、現代の都市生活者が求めていたスマートなエコロジーの形なのだろう。