Q1:電波送信所と携帯電話の基地局は何が違いますか?
A1:電波送信所(親局・中継局)は、テレビやラジオなど「一方向の放送波」を広範囲(数キロ〜数十キロ圏)に大出力で届けるための施設です。対して携帯電話基地局は、個々のスマートフォンとデータをやり取りする「双方向通信」を行う施設であり、出力は小さく、エリアを細かくカバーするために街中に無数(数百メートル間隔)に設置されています。
Q2:電波時計の時間が合わない原因は、送信所の問題ですか?
A2:福島県と佐賀・福岡県境の「標準電波送信所(JJY)」は定期点検や落雷時を除き24時間高精度で発信を続けています。時計が合わない大半の原因は、鉄筋コンクリート造の建物内部で電波が遮られているか、パソコンや家電製品のノイズ干渉によるものです。窓際に時計を置き、ノイズ源から離して夜間に再受信を試みることで改善します。
Q3:民放AMラジオがFMへ完全転換すると、今使っているラジオは使えなくなりますか?
A3:FM放送の周波数(76.0〜95.0MHz)に対応している「ワイドFM対応ラジオ」をお持ちであれば、より高音質なステレオ放送で番組を聴取できます。従来のAM専用ラジオではFM転換した民放局の受信ができなくなりますが、NHKのAM放送(第1・第2)は今後も中波送信所からの送信を継続するため、そのまま利用可能です。
Q4:電波送信所の近くに行くと電子機器が誤作動することはありますか?
A4:大電力の送信所敷地の境界フェンス直近など、極めて電界強度が高い場所では、安価なアンプ付きスピーカーからラジオの音声が混信して漏れ出たり、非シールドの電子機器にノイズが乗る「高周波誘導」が起きることが稀にあります。しかし、一般的な公道や生活空間の距離まで離れれば、機器の誤作動が起きる心配はありません。