東京都生まれ、埼玉県育ちの羽田圭介は、明治大学付属明治高等学校在学中の2003年、兄弟間の異様な確執を描いた『黒冷水』で第40回文藝賞を当時最年少の17歳で受賞しました。
高校卒業後は明治大学商学部へ進学。大学卒業後は専業作家の不安定さを考慮し、一般企業(機械メーカー)へ就職してサラリーマン生活を経験しました。この会社員時代の「労働と資本」「組織の論理」に対する観察眼が、後の作品群に見られるリアリズムの強固な土台となっています。約1年半の勤務を経て退職し、専業作家として本格的な執筆活動へ復帰しました。