過剰投与を防ぐための行政や専門機関の啓発も強まっている。厚生労働省ならびに医薬品の安全性を審査・管理する独立行政法人医薬品医療機器総合機構 (PMDA)の最新の添付文書や安全情報では、小児へのアセトアミノフェン投与における厳格な用量管理と副作用防止が強く喚起されている。
万が一、計算違いや二重服用などで誤って過剰投与してしまった場合、初期段階では無症状であっても、数日後に重篤な肝障害を発症するケースがある。過剰投与を防ぐための重要なチェックポイントを以下に挙げる。
- 体重の再確認: 前回の処方時から体重が大きく変化していないか。
- 剤形と濃度の確認: 処方されたお薬が細粒20%なのかシロップなのか、製剤量を正しく計量しているか。
- 他薬との重複チェック: 併用している風邪薬や解熱鎮痛薬にアセトアミノフェンが含まれていないか。
- 服用間隔の順守: どんなに熱が高くても、前回の服用から最低4〜6時間を経過しているか。
もし誤って規定量を超えて飲ませてしまった場合や、大量服用の疑いがある場合は、症状の有無にかかわらず直ちに処方元の医療機関や毒物中毒情報センター、夜間救急相談窓口へ連絡し、専門医の指示を仰ぐ必要がある。