当然、アジアの強豪国も黙ってはいない。長年にわたりアジアの頂点を争ってきたイランは、世代交代を進めながらも持ち前のフィジカルとハイセット(二段トス)からの高打点スパイクで日本に肉薄した。特に2メートルを超える大型ミドルブロッカー陣を擁する彼らの壁は、日本のスパイカーにとっても脅威となり続けた。
一方、若返りを図る中国も目を見張る進化を見せている。従来の「高さ依存」から脱却し、サーブで崩して組織的な3人ブロックで仕留めるシステムを構築してきた。日本の攻撃パターンをデータで丸裸にし、ストレート側のコースを完全に消し込むディフェンスラインは、試合中盤で日本を大いに苦しめた。アジアのレベル向上は、日本の独走を簡単には許さない。