ベテラン農家が実践している強力な防除策が「浅水管理」だ。ジャンボタニシは水深が深い場所を好んで泳ぎ回り、稲の茎に取り付いて食害する。田植え後、水深を4cm以下、可能なら2〜3cm程度の浅水に保つことで、貝の物理的な移動範囲を狭め、被害を大幅に抑え込むことができる。
物理的な侵入遮断も大きな効果を発揮する。取水口に網目1〜4ミリ程度の目合いのネットや網を設置することで、用水路から水田へ流入する成貝や幼貝を物理的にシャットアウトできる。こうした日常の泥臭い工夫こそが、高価な薬剤に頼りすぎない持続可能な営農を支えている。