神奈川の大学文化を語るうえで外せないのが、正月の風物詩である箱根駅伝だ。大手町から芦ノ湖を目指すこのレースは、地元・神奈川のキャンパスを拠点とする大学にとって、大学ブランドを高める最大の広報舞台でもある。駅伝強豪校としての知名度は、全国からの志願者増に直結しており、スポーツを通じたキャンパスの熱気は学生たちの帰属意識を大いに高めている。
一方、学術面で異彩を放つのが医療・生命科学の総合大学だ。新千円札の顔としても知られる近代日本医学の父・北里柴三郎の学祖精神を受け継ぐ北里大学は、相模原キャンパスを中心に最先端の生命科学研究と医療人育成を推進する。感染症対策や創薬研究における貢献度は高く、実学に基づく高い就職率と国家試験合格率は、確実な将来設計を描きたい受験生から絶大な支持を得ている。