永田町の深層へ:国会議事堂の非公開エリアと歴史の裏側を極秘取材

永田町の深層へ:国会議事堂の非公開エリアと歴史の裏側を極秘取材

永田町の深層へ:国会議事堂の非公開エリアと歴史の裏側を極秘取材を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

日本の近代建築史において、国会議事堂の建設は国家的悲願であり、最大の建築プロジェクトであった。その設計・施工の大指揮をとったのが、大蔵省営繕管財局の中心的建築家であった矢橋賢吉である。彼は「国産の材料と日本の技術だけで国家の議事堂を造り上げる」という強固な理念を掲げ、全館にわたって海外産の石材を一切使わない方針を貫いた。

外壁に使われた広島県産の花崗岩や、沖縄から北は山口・福岡まで日本全国から集められた銘石の数は百数十種に及ぶ。当時の日本の建築業が総力を結集し、17年もの歳月と膨大な国家予算を投じて完成させた。現在では再現不可能と言われる精緻なステンドグラスや、釘を一本も使わずに組み上げられた木工意匠は、職人たちの執念の結晶と言えるだろう。

加藤 愛美
Author

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。