鈴木雅之のビジュアルスタイルの原点は、1980年にメジャーデビューを果たしたシャネルズ時代に遡ります。デビュー曲『ランナウェイ』でミリオンセラーを記録した際、顔に黒塗りの靴墨(ドーラン)を塗り、白い手袋にドゥーワップスタイルという衝撃的なビジュアルで登場しました。
当時からフロントマンを務める鈴木雅之はサングラスを着用しており、グループがラッツ&スターへと改名し『め組のひと』が大ヒットした際にも、そのスタイルは揺らぎませんでした。顔を黒く塗るスタイルからはやがて移行したものの、スーツ・口髭・サングラスという三位一体のダンディズムは、長い歴史の中で洗練され続け、日本のポップス界における唯一無二のアイコンへと昇華していったのです。