『こどものおもちゃ』の原作漫画とアニメ版では、終盤の展開が大きく異なります。よりシリアスなテーマに踏み込んだ原作クライマックスでは、同級生・小森とのトラブルから羽山が右手を深く負傷し、紗南が精神的なショックから心を閉ざす「人形病」を発症する事態に陥りました。
絶望的な状況の中で二人を救ったのは、お互いの存在そのものでした。羽山は紗南の笑顔を取り戻すためにリハビリに励み、空手の全国大会を目指します。そして迎えた『こどものおもちゃ』最終回、羽山は約束通り大会で優勝を果たし、紗南と正式に想いを通わせ合って恋人同士となりました。
連載初期の歪んだ関係から、互いの傷を癒やし合い、かけがえのないパートナーへと昇華していくラストは、多くの読者に深い感動を残しました。