ブラマヨ吉田の芸人人生は、決して平坦なエリートコースではありませんでした。1973年生まれ、京都府京都市伏見区出身の吉田敬は、NSC大阪校13期生として芸人人生をスタートさせます。同期には次長課長や徳井義実(チュートリアル)らがひしめく中、当初は別コンビで活動していましたが解散を経験。1998年に小杉竜一とブラックマヨネーズを結成しました。
結成初期はオーディションに落ち続け、経済的にも困窮を極める壮絶な下積みを過ごします。吉田自身の手記や当時の特番インタビューでも、「顔のブツブツやコンプレックス、世間への鬱屈した感情すべてを笑いのエネルギーに変えるしかなかった」と赤裸々に語られています。
転機となったのは、2005年「M-1グランプリ」での完全優勝です。吉田の偏執的かつ論理的なボケと、小杉の包容力あるハイトーンなツッコミによる「しゃべくり漫才」は審査員・観客を圧倒し、審査員全員から絶賛され頂点に立ちました。「どうかしてるぜ!」「俺の皮膚はキャベツ畑」といったフレーズとともに、バラエティ界のトップランナーへと駆け上がった経歴は、お笑い史に残る金字塔です。