魚寅を語る上で絶対に外せない看板商品が、店頭特設カウンターで量り売りされる「マグロぶつ」と「タコぶつ」です。訪れる客の実に8割以上がこの2品を目当てにしており、初めて訪れた人がそのボリュームと肉質に息を呑む場面も珍しくありません。
「マグロぶつ」の最大の特徴は、単なる赤身の端材ではなく、メバチマグロや本マグロの良質な中落ち、赤身、さらには脂の乗った中トロに近い部位が贅沢に混在している点にあります。筋っぽさは極めて少なく、一口噛めば濃厚なマグロ特有の酸味と上質な脂の甘みが口いっぱいに広がります。
一方の「タコぶつ」は、絶妙な茹で加減で仕上げられた大ぶりの真ダコがゴロゴロと詰め込まれます。噛むほどに溢れ出す芳醇な旨味と、吸盤のコリコリとした歯ごたえ、身の弾力は一度味わうとスーパーのパック商品には戻れなくなるほどの引力を持っています。
購入時の注文単位は基本的に「マグロぶつ300グラム、タコぶつ200グラム」といったグラム指定ですが、「マグロ1,000円分」といった金額指定にも柔軟に対応してくれます。自宅で晩酌のつまみやマグロ丼にする場合、成人1人あたり150g〜200gを目安にオーダーするのが満足度を高めるプロの黄金比率です。