芸能人の過去のモデル活動や水着姿というと、インターネット上では往々にして「隠したい黒歴史」「消したい過去」と面白おかしく書き立てられがちです。しかし、鈴木亮平に関してその言説は完全に的外れと言えます。
彼自身、バラエティ番組やトーク特番に出演した際、当時の水着キャンペーンボーイの話題を自ら積極的にユーモアを交えて語っています。「あのときの経験があったからこそ、人前で裸同然になることへの羞恥心を完全に捨てられた」「カメラの前でどう身体を見せるべきかを叩き込まれた」と、明確なポジティブ体験として位置づけているのです。
この事実は、映画『HK 変態仮面』での伝説的な怪演や、『西郷どん』での威風堂々たる佇まいに直結しています。肉体を単なる容姿ではなく「役を成立させるための重要なマテリアル(素材)」として冷徹に客観視できる感覚は、まさにモデル時代という特殊な現場を踏んだからこそ獲得できた独自の武器でした。