窓サッシはメーカーごとに外れ止めのロック機構が異なります。代表的な3大メーカーおよび特殊な住宅環境における具体的な外し方の手順を解説します。
1. リクシル網戸の外し方(旧トステム・新日軽・INAX含む)
LIXIL製の標準的な引き違い網戸では、上部側面に外れ止め調整ネジが配置されているケースが主流です。
網戸の側面最上部にあるネジをドライバーで左(反時計回り)に2〜3回転緩めます。ネジを緩めると樹脂製の外れ止め部品が下がり、上レールとの間に隙間が生まれます。左右両方の外れ止めを下げた後、網戸の両脇を持って静かに上に持ち上げると、下部レールから戸車が浮き上がります。下部を手前(または室外側)に引き出してから、全体をゆっくり斜め下に引き抜きます。
2. YKKAP網戸の外し方
YKK AP製(APWシリーズやエピソードなど)の場合、室内側正面のプラスチックカバー内にツマミがあるタイプや、側面のビスで固定されているタイプが存在します。
正面に「外れ止め」と刻印されたツマミがある現行製品では、ネジを緩めることなくツマミを指で押し下げる(またはスライドさせる)だけでロックが解除できる機構が増加しています。側面ネジタイプの場合は、リクシル同様にネジを緩めて金具を最下部までスライドさせてください。
3. 三協アルミ網戸の外し方
三協アルミ製(マディオ、アルジオシリーズ等)では、サッシ正面または側面に「振れ止め・外れ止め金具」が組み込まれています。金具側面の固定ネジを緩め、金具自体を指でカチッと音がするまで押し下げることでクリアランスを確保します。経年劣化によってプラスチックが固着している場合は、マイナスドライバーの先で軽く押し下げるとスムーズに稼働します。
4. マンション網戸の外し方(中高層階・ビルサッシ仕様)
中高層マンションに設置されている網戸は、強風による飛散防止のため戸建て用よりも強固な網戸落下防止金具が採用されています。上部の外れ止めに加え、網戸下部にも「外れ止めロック金具」が併設されている二重ロック仕様が標準的です。また、共用廊下側やベランダがない窓の網戸は「室内側へ引き込む特殊軌道」になっている場合があるため、サッシ枠に貼られている警告ラベルの手順を必ず確認してください。