熊谷ラグビー場へ向かう際、最大級の関門として立ちはだかるのが「交通アクセス」です。最寄り駅であるJR高崎線・上越新幹線・秩父鉄道の熊谷駅北口からスタジアムまでは約3.5km〜4.0km離れており、歩行距離にして優に50分近くを要します。そのため、多くの観戦者が公式の臨時シャトルバスに殺到することになります。
現地交通誘導員の証言や観戦者の記録によると、熊谷駅シャトルバス混雑状況は往路と復路で様相が一変します。キックオフ2時間前の往路は来場時間が分散するため比較的スムーズに乗車できますが、問題はノーサイドの笛が鳴った直後の復路です。1万人を超える観客が一斉に熊谷駅行きのバス乗り場へ集中するため、最後尾に並んだ場合は乗車までに40分から最大60分以上の待機列が発生します。さらに、スタジアム周辺の国道17号熊谷バイパスや県道が自家用車とバスで大渋滞に巻き込まれ、通常15分程度のバス所要時間が30〜45分にまで膨れ上がります。
この壊滅的な混雑を回避するための、現実的かつ実証済みの熊谷ラグビー場アクセス方法の裏技がいくつか確立されています。
最も有効なのが「公共シェアサイクルの戦略的活用」です。熊谷駅周辺や公園周辺には複数のシェアサイクルポートが設置されており、電動アシスト付き自転車を事前に確保できれば、車列を横目に平坦な道を片道15〜20分程度で快適に移動できます。また、気候が良い春や秋であれば、ファン同士で語り合いながら一本道の「ラグビーロード」を約50分かけて徒歩で歩くサポーターも多数存在します。実際、長蛇のバス列にじっと並ぶ時間と徒歩移動の所要時間は、ピーク時にはほぼ同等という逆転現象が頻繁に起こっています。
また、自家用車を利用する遠征組にとって命綱となるのが、熊谷ラグビー場駐車場予約の裏技です。熊谷スポーツ文化公園内の常設駐車場は、ワイルドナイツ公式戦などの大規模イベント時には事前完全予約制(有料駐車券)へ移行し、当日ふらりと訪れても一切入場できません。この公式駐車券は発売直後に瞬殺されるケースが多いため、賢いドライバーは「akippa」や「特P」といった民間駐車場シェアリングサービスを駆使し、公園から徒歩10〜15分圏内の民家や空き地スペースを数週間前から確保しています。さらに、関越自動車道「花園IC」や東北自動車道「羽生IC」へ直行するルートを避け、あえて北側の太田桐生方面へ抜ける迂回ルートを設定することで、試合後の深刻なバイパス渋滞を劇的に回避できます。