ペーパーホルダーの高さで後悔?床から70Cmと前出し寸法の極意

ペーパーホルダーの高さで後悔?床から70Cmと前出し寸法の極意

ペーパーホルダーの高さで後悔?床から70Cmと前出し寸法の極意について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。

住宅設備業界において、トイレットペーパーホルダーの配置には長年の実験と実測に基づいた明確な指標が存在します。国内最大手であるTOTOの技術資料によると、TOTOペーパーホルダー取付基準では「ホルダーの上面または中心が便器先端から前方へ100mm、床面からの高さは700mm」が基本指標として定められています。この寸法は、日本人の成人平均体格(身長160〜170cm前後)が自然に便座へ着座した際、肘を軽く曲げて前腕を自然に下ろした位置に正確に合致するよう計算されたものです。

一方のLIXIL(旧INAX)が公開している設計マニュアルにおいても、LIXILトイレホルダー寸法の推奨値は床上700〜750mm、便器先端から前出し100〜150mmの範囲を案内しています。建築設計のよりどころとなるJIS規格トイレ設備寸法(JIS A 5207等)や高齢者配慮基準では、一般住宅のみならずバリアフリー設計における車椅子利用者や高齢者の動作軌道も加味され、ホルダー上端の高さは700mmを起点に調整されるのが通則です。

実務現場でペーパーホルダー取り付け位置床からの数値を測る場合、便器自体の座面高さ(標準で床上380〜410mm)から約300mm上方にホルダーの天板が来る計算になります。座った姿勢でペーパーを引き出す際、肩関節を過度に上げ下げせず、水平からやや下方へスムーズに手先を誘導できる高さがこの700mmラインです。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。