この大社の起源は摂政前紀にまで遡る。神功皇后の命によって千八百余年前に祀られたと伝えられ、主祭神には底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命、表筒男命の住吉三神と神功皇后本人が名を連ねる。古代の日本において、西国への航海や外交を支える守護神として朝廷から熱い尊崇を集めてきた歴史がある。
現在も日本の神社を包括する神社本庁のもとで、全国に2,000以上存在する住吉神社の「総本社」として揺るぎない地位を築いている。本殿は「住吉造(すみよしづくり)」と呼ばれる日本最古の神社建築様式の一つであり、第一本宮から第四本宮までの4棟すべてが国宝に指定された。直線的な屋根のラインと鮮やかな丹塗りの柱、白壁のコントラストは、古来の建築技術の美しさを今に伝えている。