世界と日本の三大悪女は冤罪か?新史料が暴く権力抗争の深層

世界と日本の三大悪女は冤罪か?新史料が暴く権力抗争の深層

世界と日本の三大悪女は冤罪か?新史料が暴く権力抗争の深層の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

世界に目を向ければ、中国史上唯一の女帝である則天武后の業績が際立つ。彼女は伝統的貴族層の利権を打ち破るため、科挙制度を本格稼働させて身分を問わない能力主義登用を断行した。唐代の繁栄の基盤を築いた名君であったにもかかわらず、後世の儒教史観によって「残虐非道な簒奪者」のレッテルを貼られた。

清朝末期に君臨した西太后も同様だ。列強の侵略に晒される中、洋務運動を推進し、近代海軍の創設や鉄道敷設、科挙の廃止といった大改革を主導したのは彼女だった。晩年の義和団の乱を巡る失政ばかりが誇張されてきたが、宮廷内の保守派と改革派の板挟みになりながら王朝を40年以上延命させた手腕は、外交史の観点から再評価が著しい。

古代エジプト最後の女王クレオパトラ7世に至っては、ローマのプロパガンダの最大の犠牲者と言える。オクタウィアヌス(後の初代ローマ皇帝アウグストゥス)は、彼女を「ローマの英雄を誘惑して狂わせた妖婦」として描くことで自らの内乱勝利を正当化した。実際には9言語を操り、天文学や経済学に精通した卓越した戦略家であり、巨大帝国ローマの野心から自国エジプトを死守するための外交カードとして同盟を結んだに過ぎなかった。

石川 優花
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石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。