寒さが厳しくなる季節、冷気は床付近に滞留する。砂漠出身の祖先を持つ猫は寒暖差に弱く、体温調節機能が衰えた高齢猫にとって冬の寒さは免疫力低下の引き金になりかねない。こうした環境リスクを回避する手段として選ばれているのが、ドーム型キャットハウスだ。
公益社団法人日本愛玩動物協会などの啓発活動でも、ペットのストレス軽減と適切な温度管理の重要性が繰り返し説かれている。周囲を包み込むドーム構造は、自身の体温で内部を暖かく保つ保温効果に優れ、野生時代の「狭い洞窟や木の洞で身を隠して眠る」安心感を呼び起こす。すっぽりと身を隠せるプライベート空間は、来客時や物音に敏感な繊細な猫にとって、心休まるシェルターの役割も果たす。